「話が……わからないわ。どういうこと?」
「ミカゲの魔力が人の心に干渉するもののように、俺の魔力は魂に直接干渉するものだった」
ダンテは静かに部屋の真ん中に佇んで、淡々と言った。
「禁忌すれすれの魔力だ。派閥からすれば俺を監禁したいくらいだろう。だから、俺につきまとってた幹部の娘を壊すくらい、罪にもならない」
「そんな話、聞いてないわ」
「言ってないからな」
「……っ、どうして!」
「ミカゲには言いたくなかった。今の俺はもう徐々に自分を失いつつある。……お前にだけは、会いたくなかったよ」
「ミカゲの魔力が人の心に干渉するもののように、俺の魔力は魂に直接干渉するものだった」
ダンテは静かに部屋の真ん中に佇んで、淡々と言った。
「禁忌すれすれの魔力だ。派閥からすれば俺を監禁したいくらいだろう。だから、俺につきまとってた幹部の娘を壊すくらい、罪にもならない」
「そんな話、聞いてないわ」
「言ってないからな」
「……っ、どうして!」
「ミカゲには言いたくなかった。今の俺はもう徐々に自分を失いつつある。……お前にだけは、会いたくなかったよ」



