フェンは赤い玉を取り出すと、すっとテーブルの上に置いた。
「これを呑む前に聞いてください」
フェンはミカゲの目をじっと見て言った。
「これで見たものを、疑わないで。記憶も、想いも、期待も……全部本物で、本当だから」
ミカゲはそっと赤い玉を手にとった。
クエロが最後に取り戻したという記憶。
赤は魔法が込められている証。
だとしたら、その魔法はいったいなんなのだろう。
ミカゲは息を呑むと、震える手で玉を口に含んだ。
「これを呑む前に聞いてください」
フェンはミカゲの目をじっと見て言った。
「これで見たものを、疑わないで。記憶も、想いも、期待も……全部本物で、本当だから」
ミカゲはそっと赤い玉を手にとった。
クエロが最後に取り戻したという記憶。
赤は魔法が込められている証。
だとしたら、その魔法はいったいなんなのだろう。
ミカゲは息を呑むと、震える手で玉を口に含んだ。



