Reminiscence

「ヒスイ様!」
「ヒスイ様!」
双子が同時に叫んで男の人に飛びついた。
「テオ、メイ。客人を前に失礼だぞ」
「ごめんなさい、ヒスイ様」
「ごめんなさい」
ヒスイ、と呼ばれた男に諭され双子はうなだれた。
「さあ、私はこの方と話があるから、外で遊んできなさい」
「えっ!」
「私達もここにいてはだめなの?」
「わがままを言うのは8歳まで。そう言ったはずだが?」
ヒスイがそういうと双子はしゃきっと背筋を伸ばし、同時にごめんなさいと謝って外へ出て行った。
その前に双子は一度フェンの方を振り返った。
「じゃあね、お姉ちゃん」
「また会いましょう、お姉さま」