Reminiscence

「フェン!」
旅人はフェンの名前を叫んだ。
「来い!」
旅人はそう言うと化け物から離れてしまった。
旅人の言葉にフェンは従い、旅人のところへ走り出す。
「どうしたんですか?」
「奴は一切魔法を使っていない。おそらく、巨大な魔法を組み立てるためだ。見ろ」
旅人は化け物を指差した。
いつの間にか、化け物の周囲にたくさんの魔方陣が敷かれていた。
「できるだけ遠くに逃げるぞ」
旅人の言葉に反応したかのように魔方陣が赤黒く輝きだした。