だからフェンは死の安寧を与えた。
「私は、赦して、だから殺しちゃったのよ?」
「殺してなどいない。彼の者は死を選んだ。刀の力を自分一人にかぶせる選択をしたまでのこと」
「私にはさっぱり話がつかめないんだが。状況を教えてくれないか、フェン」
フェンは森であったことをすべて話した。
ロマの名の由来から、ロマバーク流というものにどんな意味が込められていたか。
そしてフェンの覚醒と、ロマバークの最後まで。
全てを聞いて旅人は微笑んだ。
「お前は殺してない。その男はずっと前に死んでいる。魂のかけらだけがそこに留まっていたにすぎない。その魂も、体もお前は呪いから解放してやったんだ。誇れ」
「私は、赦して、だから殺しちゃったのよ?」
「殺してなどいない。彼の者は死を選んだ。刀の力を自分一人にかぶせる選択をしたまでのこと」
「私にはさっぱり話がつかめないんだが。状況を教えてくれないか、フェン」
フェンは森であったことをすべて話した。
ロマの名の由来から、ロマバーク流というものにどんな意味が込められていたか。
そしてフェンの覚醒と、ロマバークの最後まで。
全てを聞いて旅人は微笑んだ。
「お前は殺してない。その男はずっと前に死んでいる。魂のかけらだけがそこに留まっていたにすぎない。その魂も、体もお前は呪いから解放してやったんだ。誇れ」



