フェンが村に戻ろうとした途中、いつも歌を歌っていた場所に旅人がいるのを見つけた。
「旅人さん!」
フェンは棍を抱えて旅人の元に駆け寄った。
「お嬢さん!?なぜ、ここに……いや、その姿はいったい?」
「え?」
旅人は飾り紐の結んである髪をつまむと、フェンにも見えるように前に持ってきた。
「あ……この色……」
フェンの髪はその一房だけが白銀になっていた。
それはランジェのような、精霊と同じ月の色の髪だった。
「それに、その右目は……」
「そういえば、精霊眼って……どうなってるの?」
「黄金色だ。精霊と同じ……お嬢さん、まさか精霊の森に入ったのかい?」
「うん……月光草が欲しくて」
「旅人さん!」
フェンは棍を抱えて旅人の元に駆け寄った。
「お嬢さん!?なぜ、ここに……いや、その姿はいったい?」
「え?」
旅人は飾り紐の結んである髪をつまむと、フェンにも見えるように前に持ってきた。
「あ……この色……」
フェンの髪はその一房だけが白銀になっていた。
それはランジェのような、精霊と同じ月の色の髪だった。
「それに、その右目は……」
「そういえば、精霊眼って……どうなってるの?」
「黄金色だ。精霊と同じ……お嬢さん、まさか精霊の森に入ったのかい?」
「うん……月光草が欲しくて」



