「早いが、今日はこれまでだ」
旅人がフェンから離れると、フェンはバランスを崩してしりもちをついた。
「った……師匠、それはなんですか?」
旅人は袖から伸びた刃物をちら、と光に反射させた。
「これか?これは暗器だ。武器はないと見せかけ、他人の注意をそらした隙にぐさり、とやるための武器だ。巨大な怪物とかには使えんが、人間やあまり丈夫ではない魔獣には有効な武器だな」
「本当に師匠はいろんな武器を扱いますね……」
旅人がフェンから離れると、フェンはバランスを崩してしりもちをついた。
「った……師匠、それはなんですか?」
旅人は袖から伸びた刃物をちら、と光に反射させた。
「これか?これは暗器だ。武器はないと見せかけ、他人の注意をそらした隙にぐさり、とやるための武器だ。巨大な怪物とかには使えんが、人間やあまり丈夫ではない魔獣には有効な武器だな」
「本当に師匠はいろんな武器を扱いますね……」



