飽きるより早く、本の奥付にページが達していた。 「まぁまぁ……だったかな……ふわぁ~」 男の子は誰もいない部屋に本の感想と欠伸をもらす。 静けさだけが支配する部屋で退屈になってきた男の子は、椅子から立ち上がり、新たな本を探す。 本の背表紙を見ていくと、人体、倫理、政治、法律、物理学、幾何学といった文字がタイトルの頭についた学術書や専門書など、どれも難しそうな種類の本が多い。 つまらない本を読んで眠気を誘おうかな、と思っていると『研究・建築学の歴史』という本を見つけた。