本来なら屋上から空き缶でも蹴って隊員達をビルの中へおびき寄せる作戦だったのだが、計画という言葉は破綻するためにあるらしい。 「画像を転送してこいつが吸血鬼なのか早く照合しろ!」 「はい」 「いや、吸血鬼に間違いない。早く撃て!」 隊員達が混乱する中、暴発気味に数名のサブマシンガンから銃弾が至近距離で連射される。 イオタは水中の息止め程度の我慢で痛みを回避でき、撃たれた傷口が塞がると同時に体内から吐き出された銃弾がパラパラと地面に落ちる。