「壁を越えた残り一名を発見……えっ、本当ですか?」 「どうした?」 無線で連絡していた隊員が通信相手に聞き返すと、隣にいる隊員が急かす。 「さきほど確保した二名が吸血鬼を見たと言っているそうです」 「なんだと!?」 「こいつどうしましょう?」 「情報が洩れてしまう可能性があれば始末するしかない」 その一言で黒衣部隊が気を失って隙だらけの若者にサブマシンガンの弾をこれでもかというくらい浴びせる。