「べ、べ、別に……よ、抑圧されてるから……こ、ここにきたわけじゃねぇ」 若者は脅えながら答えなくてもいいことを喋った。 「馬鹿にしてる?」 イオタが脳内の黒い化け物に訊く。 「そんなこと……い、言ってねぇ……だ、だろ?な……な、そうだろ?」 最初はイオタに尋ねたのだろうが、語尾の“だろ?”は首を左右に振って誰もいない周りに訊く動揺ぶり。 「おまえを排除するにはどうしたらいいかな」