血が枯渇して体力を消耗するイメージさえしなければ問題ない。 「なんの真似だ?」 「ぼくの血をあげるよ」と言ったとき、遠くの方から「あ~」という何かを確認する子供の声が響いてきた。 過去においてイオタが下水道で目を覚ましたときに発した声に間違いなかった。 「グゥォォ~」 イオタは過去の自分を近づけさせないために雄叫びを上げる。 勝機があるとすれば相手の意表を衝く不意打ちの効果しかない。 ガンマ少佐は狂気じみたイオタの行動に惑わされ、眼球が落ち着きなく右往左往する。