「懲りないな」
ガンマ少佐は嫌気が差したかのような顔をする。
「攻めのパターンが少ないんだ」
演技ではにかんだあと、イオタはトリガーを引く。
二発の弾丸を陽射しでも避けみたいな仕種で腕に被弾させ、ガンマ少佐は口を最大限に広げ、体を仰け反らせ「グゥォォ~」と乱杭歯をむき出して吠えた。
猛獣さながらの本能をさらけ出して恐怖心を植え付けようとする。
イオタは怖気付くことなく冷静にパチンと指を鳴らした。
留め金のネジから外すなどの余興をはぶき、シャンデリアがぶら下がっている周辺の天井ごと突き落とす。
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