“吸血鬼”について詳しく調べさせようとすると、脳内の黒い化け物は赤い本を座布団代わりにお尻の下に敷いて座る。
調べてやらないぞ!という態度がありありとわかり、イオタは苛立って『ぼくが死ねば、おまえも死ぬんだぞ。さっさと本を開け!』と生きている限り定番になるかもしれない脅し文句をかける。
黒い化け物は頭の上の角を煩わしそうに撫でてから立ち上がって赤い本を開く。
吸血鬼についての記述が増えている。
シータの読んだ本の知識と、舞台に誘い込むために血がついたガラス片を舐めたとき、隊員達の知識がプラスされたとイオタは推測した。
吸血鬼……人間の血を吸う悪霊。



