ガチッと金属音がして大鎌は弧を描くことなく、ガンマ少佐の首で跳ね返される。
イオタはすぐに後ろに下がって距離をとった。
タートルネックのような首周りの生地がスッと切れて垂れ下がり、ガンマ少佐はその切れ端を千切って捨てた。
首が鉄製のギブスで守られている。
「畜生!」
イオタは悔しさを吐き捨てた。
「吸血鬼を殺すには首を斬り落とすか、心臓を杭のようなもので正確に貫くか、灰になるまで焼くしかないが、私の着ているスーツは不燃性で、首と胸部は鉄で防御している」
ガンマ少佐は両生類のような細くて長い舌を不規則にペロペロ出し、恐ろしく伸びている鉤爪を舐めた。



