陽射しが差し込まない鬱蒼とした森の奥へ進み、緑の濃いコケが生え、窪地になっている場所でケースを開ける。 試験管を型から抜き、親指でコルクの栓を飛ばし、ひと仕事して少し渇きを感じていたこともあり、迷うことなくゴクンと喉を鳴らして一気に流し込む。 若干複雑な味はするが、癖があるだけで喉越しは最高だった。 ★ ★ ★ 瞼を開けるのに少し勇気が必要だった。 肌を通して伝わってくる空気感がいままでとは違う。