一旦ケースに仕舞い、螺旋状の石造りの階段を上がる。 まだ黒衣部隊の生き残りがいるかもしれない。 屋敷はほぼ全壊し、瓦礫が散乱、炭化した黒い木材が転がっているだけで大階段は跡形もなく倒壊し、外が丸見えで迷彩色のヘリコプターが一台だけ地上に残っていた。 サングラスをかけた操縦士と目が合う。 他の隊員の姿はない。 操縦士は焦りの表情で、操縦桿やレバーを連動させ、ヘリコプターを始動。 イオタはケースを地面に置き、飛び掛る勢いでヘリコプターにしがみつく。