手榴弾……ベッドの下にはケースが……。 爆音とともにグラッと地下室全体が揺れ、上から白い粉塵が舞い下りる。 イオタは吹き飛ばされ、壁に背中を叩きつけた。 真っ白い煙が充満する中で、まだ呼吸できていることに望みを繫ぎ、目を開ける。 右手には砂になったシータを握っていた。 シータ……ごめん。 一粒一粒にはシータの記憶が詰まっているはず。 イオタは手榴弾が投げ込まれたとき、ガンマ少佐と闘う場合に役立つかもしれない貴重な血のことを優先して考えてしまい、自らを呪った。