無数の弾丸を浴びたアルファは片膝をつく。 穴だらけになったフロックコートからは血が止めどなく流れている。 「面白いこと言いますね。吸血鬼は三十歳くらいで成長がとまるのに」 ガンマが斜め後ろへ手を伸ばすと、黒衣部隊の一人が日本刀を差し出し、中折れ帽と交換した。 「とどめを刺してくれるのか?」 アルファは立ち上がろうとするが、力が入らずにガクッと両膝を折って床につけてしまう。 「首を斬り落とさないと安心できないな」 ガンマが鞘から日本刀を抜き、片手で試し振りした。