ガンマ少佐は無言のまま、一気に首を斬り落とす。 ベタッと引力に引きつけられる形で落ちたベータの頭部の顔は虚無的で、痛みを感じていないように見えるのが唯一の救いだとイオタは思った。 「君は知ってるか?」 ガンマ少佐が怪しい流し目を送り、イオタに尋ねる。 「知っていても喋らないよ」 精一杯の強がりを言ってみせた。 ガンマ少佐は血を払うためにビュッと音を鳴らして日本刀を振り、イオタの顔や服にベータの血を付けた。 イオタは目を瞑って血を避ける臆病な仕種をしてしまった。