「私の再生能力のスピードは尋常じゃないんだ。部下なのに知らなかったか?」 「し、知ってたさ。だか……ら、ナイフで、す……ぐに刺そうと……した」 途切れ途切れに言葉を繋ぐベータを見て、イオタは自分に声をかけなければ、ガンマ少佐にとどめを刺せたのでないかと思った。 「何のために黒衣部隊に潜り込んだ?」 ガンマ少佐が日本刀を引っこ抜くと、ベータは床に両膝をついて腹から溢れる血を両手で押さえた。 「お……教え……る……わけないだろ……ペッ」 ベータはガンマ少佐の質問に唾を吐いて答えた。