「いまになって白状したのは、この子供を助けるためかな?」 「そんな正義感があると思うか?」 髭男は自虐的に笑う。 「強がることはない」 「別に強がってない」 髭男は顔に嫌悪感を滲ませて言う。 「正義感ごと叩き斬る前に、君の本当の名前を教えてくれるか?」 「ベータ」 厳しい表情のまま髭男は名乗った。