「仲間を見殺しにしてしまった」 髭男は悔やむような言葉をこぼす。 「仲間?吸血鬼のくせに人間を仲間と呼ぶとは滑稽だな」 ガンマ少佐は高笑い。 「うるせぇ」 髭男は上下関係を解消する言葉を吐き、バックステップでガンマ少佐との距離を空ける。 「黒衣部隊に潜り込んでいるとは……灯台下暗しというやつか」 「その通り」 髭男が乱杭歯を剥き出す。