「隊員達が次々倒れて死んだのは……おまえが殺(や)ったのか?」 イオタが食ってかかっても、髭男は冷静な物越しで質問をしてくる。 「そうだけど文句ある」 「何をした?」 髭男の顔が険しくなった。 「教えるわけないでしょ」 「あとでじっくり吐かせてやるさ」 と言ったのとは対照的に、髭男はサブマシンガンの銃口を下に向け、戦闘意欲を消す。 そのとき、ガラスが抜け落ちている窓から風が吹き込み、イオタの髪の毛を乱した。