ねじ上がるように階段をぐるりと一周すると、一階の大階段の裏側に辿り着いた。 「こんなところに地下の入口があったんだ」 イオタが漠然とした感想を口にする。 それから二人は初めて共同作業というものをした。 時間が思いのほかかかったのだが、あまり達成感は味わえなかった。 「もし作戦がうまくいったら、イオタ君はどうするの?」 キラキラ光る床をイオタが眺めていると、シータが探るように質問する。 「街へ逃げるよ」