「ピコマシン?とやらがおれの体内で指示を出したらしく、この街に誘い込まれてしまった。吸血鬼の体をある程度把握してないとできない技だ。捕まった馬鹿な吸血鬼が実験されたと思ったが、人間に協力している愚かな吸血鬼が自ら標本となってたわけだ」 アルファは呆れ顔で自分の出した答えに納得する。 「日本州の住民にピコマシンを注入していたことを知ってるのか……情報はもれるものなのかな」 「鼻だけじゃなく、耳も良いのだよ」 アルファは歩幅を少し広げ、足に踏ん張りを利かせる体勢をとる。