「黒衣部隊?」 聞き慣れない怪しい響きのする言葉をイオタが確認する。 「黒衣部隊は吸血鬼を始末するために結成された部隊で、もうじき屋敷に到着するわ」 「どうして?」 イオタは急展開すぎる話の内容を疑わずにはいられない。 「あなたが禁忌を犯したからよ。自分の血を飲むという行為は悪魔的要素が感じられて人間に危害を及ぼす危険性があるから、始末することになってるの。あなたに関わった全員が始末されるわ!」 女は語尾に力を込めて恐怖を煽った。