このままだとシータが邪魔で、女の隙をついて攻撃するのは難しい状況だとイオタの脳は処理した。 「わかった話だけでも聞くよ」 イオタはゆっくりシータの体を引き離す。 「話してもいいの?」 女がイオタの顔色を窺って訊く。 「聞くだけだからね」 イオタは口を尖らせて子供っぽい仕種をした。 「どこでどうやって生まれたのか教えてあげるかわりに、これからやって来る黒衣部隊を始末するのを手伝ってほしいの」