「邪魔だよ」 イオタはシータの手を払った。 「聞くだけ損はないと思う」 「この女と取引する義理はない」 イオタが冷たく言い放つ。 「あら、ずいぶん嫌われちゃったのね」 女が不貞腐れたように顔を横に向けた。 「ぼくらよりもジェーンさんはこの世界のことを把握してるのは事実だよ。ぼくらを閉じ込めてしまう可能性だってあるんだ」 シータがイオタの両肩を掴み、揺すって、目覚めるように諭す。