「シータはぼくの力がうらやましいんだろ」 脳内の黒い化け物が薄く笑った気がすると、自然と言葉が出た。 「違うよ」 シータは即座に否定。 「ぼくは、まだ信用できない」 イオタは女とシータから一歩離れる。 「どうすれば信用してもらえるのかしら?」 女が大鎌を捨て、腕組みしながら訊く。 「嘘を言わなければ信用する」