「ぼくには本気でとどめを刺すように見えました」 二人の会話が頭の上で飛び交い、勝負を預からせてもらう、という行動がぴったりのことをしたシータの思惑が不透明で、イオタは声をかけることもできない。 「あら、わかっちゃった」 女がシータの腕から大鎌を引っこ抜くと、ピシャとシータの腕から血が吹き出す。 「でも、止めに入ることも待ってたんでしょ?」 シータは自分の手で出血を抑えながら尋ねる。 「さぁ、どうかしら」 女は曖昧な答え方をして答えを濁す。