「罠にはめられたのはおれのほうか……」 全部で六箇所ある入口から小波のごとく黒衣部隊の隊員が無駄の無い動きで流れてきて、サブマシンガンでアルファに狙いを定めた。 「どうした?さっさと撃てよ。これだけの人数で蜂の巣にされれば、さすがのおれでも回復時間に余裕がないから、燃やすなり首を切り落とす時間が稼げるぞ」 アルファはご丁寧に自分の処刑方法をレクチャーした。 「そんなに早死にすることはないでしょう」 笑いを含んだ声が聞こえ、アルファは目を凝らす。