「だから、もう少し我慢して!ぼくが助けるから」 「シータには無理だよ。あの女の仲間になってしまったからね」 イオタは冷たい視線をシータに突き刺す。 「ぼくはあの女の仲間なんかじゃない!」 シータは両手に握り拳を作り、悔しがるように言葉を吐き出す。 「信用できないね。この嘘つき!」 イオタの声が劇場内に響く。 「嘘なんかついてない!」 シータは反発した。