「早く舞台から下りたほうがいい」 シータは質問に答えてくれなかった。 「教えてくれるまで、舞台から下りない」 「もし舞台に取り残されたら、イオタ君の記憶はぼくに取り込まれてしまうかもしれない」 シータの顔からは必死さが伝わり、嘘を言っているようには思えない。 「それでもいい」 イオタは感情優先で返す。 「君は体が成長しても、脳は幼いままだね」 シータが両目を閉じながら、強烈な嫌味を言う。