「何をやっているんだろう私。 あぁーあ。 何かいい事ないのかな。」 ザーザーザーザー。 仰向けで、 何百倍も広い空を、 ぼーっと眺めながら、 「この空の広さに比べたら、 人間の心なんて ちっぽけだな。」 波の音に 消されてしまうような、 か細い声で呟いた。