遅い…………。


遅すぎる……。


俺は時計をちらっとみた。


あと10分で授業がはじまるじゃねぇか………。


いつもだったらすぐに来るくせに……。


桜は何してんだ……?


「なぁ…?桜ちゃん遅くね?迎えに行ってあげれば?」


椅子に座ってた俺の近くにあった椅子に匠が座った。


「ッッ///。な、何で俺があいつを迎えにいかないといけねぇーんだよ」