シメの言葉なんて、何言えば良いんだろ…? 考えていると、服をだらし無く着こなす男子が目に入った。 ―――夏休みだからといって、気を抜かないよう… よし。これでいこう。 「ちょっとそこの男子ー」 「あ゙?」 顔は睨みつけられていないので、声のように怖くはない。 「シャツを出すのか出さないのか、はっきりしなさいよね。優柔不断は女子にモテないわ」 「余計なお世話だっっ!!」