恋と戦争と甘い食べ物。



【‐三葉side‐】


俺は知っている。


どうしてひなが、あんなに俺に嬉しそうな笑顔を向けていたのか。



『―――楽しみに、してたのに。
  流産しちゃったのよね』



ガキみたいな俺を、仕方なさそうに見つめる


ひなの心は


産まれて来るはずだった、弟を想う気持ちだったんだ。