「痛っ…あ、すみません」

「あぁいや、こちらこそゴメン」


優しそうな声音。


私はそろぅと、顔を上げた。


「ふわぁっ…」


変な声が洩れたっ。

だって、目の前の男の人…もったいないくらい、超美青年だった。



てか私、ぶつかって尻もちついてるしっ


「ごめんね。大丈夫?」

「あ…どうも」


恥ずかしながら、美青年の手を借りて立ち上がる。