「…ぁ…」 「?」 右手に、力がこもる。無意識に殴る体勢が出来上がってた。 「アンタって、本当サイテーっ!!!!」 ぶんっ、バシ。 ……エ? 「きゃっ…!!」 廊下に倒されて背中を打ち付けた。痛い。じんじんする。 「暴力!サイテー!サイテー!!」 「これ、正当防衛だから。そもそもオレ、大人の男なんですけどー」 「いや―――!!」