「じゃ、仕事!この手紙、全部届けてきて。」

ざっと百通はある手紙の山を前に、雷青は絶叫した。

「それって有りか?!志乃兄ぃ!」

「有り有り♪やってくれるよね♪?」

「やだぁ!志乃兄も手伝って!」

「ん〜、どうしよっかな〜?」

そこで「志乃兄ーっ!」と呼ぶ五歳児くらいの子どもの声がした。

「あっ、浩坊が呼んでる。雷青、一人でやっといてね!」

以前のような日々は続く。お互いに愛し合い、楽しみながら。