───次の日、一秒も寝てない私は


いつものように、ハクさんたちと登校した。




(今…かな?…いや、でもちょっと待って。)



私は話を変えるタイミングを狙っていた。




そう。

昨日、光と話したこと。




「それでさ~っ!!」



シンさんたちが、あまりにも楽しそうに話してるもんで、なかなかチャンスがない。




……今っ!!!



「あっ…あのさ!!!話があるんだけどっ!!」


「ん?話?」


皆が私を見つめる。


小さく深呼吸をすると、話を始めた。



「私が魔女だってこと、なんで分かったの?」


「えっ……」



皆が顔を見合わせる。


すると、シンさんが



「まーまー。こういう話はまた今度ってことで!!」


「ええっ!???」



どういう意味っ!??


ってか、みんな焦ってるし。

困ってるし。



やっぱ私、騙されてるのかな…?