「えー怖いよー」
まず初めにその言葉をはっしたのはぶりっ子の飛鳥。
「は?そんなん怖いとか幼稚でしょ」
飛鳥を馬鹿にしたのは絵里。
「こらこら。やめなさい。」
それを仲裁したのは瑞穂。
「ほっとけばー?」
知らん顔をして本を見てるのは美香。
そして私。
愛がその場にいていつもの風景をここ私の部屋で楽しんでいた。
今日は前から約束をしていたお泊り会の日。
いつメンのこのメンバーでこうやって集まるのは今年がはつだ。
2年近くの友達だがみんなの都合で集まるきかいがなかった。

「怖い話しよーよ」

絵里がそう口にしたのはほんの10分前。
だから飛鳥が怖いと言ったのだ。

「いい?ルールは簡単。100物語風にやるの。まぁ5人だから5物語?」

そう私はこの後にこんなことしなければよかったと後悔した。