今日、朝声がした。
「みな…起き……朝…よ」
母さんか…?
愛華が来るわけねぇもんな。
『母さんうっせぇな~』
そう言ったら大声で返された返事。
「誰があんたのお母さんだ!」
あ、愛華!?
俺はガバッと起きた。
目の前には、いつもと変わらない、笑顔の愛華。
『あ、あい…か?な……んで?』
俺、昨日あんなに傷付けたのに…。
どうして、ココに来れるんだよ。
どうして、いつもみたいに笑えるんだよ。
俺は、最悪なことをしたのに。
…愛華は、普通に接してくれるのか?
嬉しすぎて、涙が出そうになった。
愛華、ありがとう。