いつも朝は愛華が起こしにくる。
「バカ湊ッ!起きろ~」
この言葉が出たら、俺に乗りかかる合図。

ドンッ

俺はわざとらしく、
『グエッ』
という。

目を開けたら…
「おはよう♪」
笑顔の愛華の顔が俺の顔の近くにあるのだ…。


バカか、コイツ。
そんな可愛い顔近くにあったら…
理性ぶっ飛ぶじゃねぇかよ。

だから俺は…
『さっさとどけブタ!重たいんだよッ』
こんなことを言ってしまうんだ。