「風雅、電話終わりました。」 「ああ。」 筴が報告しても、風雅は返事をするだけで、一切筴のほうをむかず、優衣を見ていた。 「優衣…どうしちゃったんだろう…。」 彼方はボソッと呟いた。 心配そうにしている風雅達の目の前には、布団を被り、ガクガクしている優衣が映っている。