驚く風雅からバッと離れた優衣は風雅達を見て、体を丸めてガクガクと震えている。 優衣の様子に風雅達はみな、目を見開いた。 「やっ…触らないでっ…。」 「……。」 「怜兄…優兄…紘兄…助けてっ…。」 「!…おい!筴、優斗さん達を呼べ!!」 優衣の小さな声に反応した風雅は、筴に指示を与えた。 筴は分かった、と言い、すぐに携帯を耳に当てた。