「…っ!」 開けた瞬間、一瞬声が出なかった。 それほどまでに驚くものだったから…。 「…これっ…。」 中身はシンプルな指輪だった。 「まだ、この指輪だけど、今度は結婚指輪持って、お前にプロポーズするからな。」 「っ////」 「覚悟しとけよ?」 口角を上げる風雅は本当にかっこよくて… 「っ…うん!」 そう答えるだけで、精一杯だった。