病院に着くと、すぐに分娩室に運ばれた。 「頑張れ!」 「優衣ちゃん、頑張って!」 まわりを囲む人達の言葉を聞きながら、私は痛みと闘った。 ─────… どれぐらいの時間がたったか分からない。 でも、すごくすごく長いようで短い時間だった気がする。