車に乗って家に帰っていた私は、嬉しさで頬が緩んでいた。




もちろん、産むことを認められたこともあるけど、一番は……。




「風真さんと葉瑠さんの言葉、嬉しかった…。」




私の髪と瞳を綺麗だと言ってくれたこと。




「フッ。また、会いに行くか?」




「うん!」




今度は何か持って行こう。



ニコニコとご機嫌な私を見て、風雅はフッと優しく微笑んでいた。